ライティングで間違いやすい日本語~4事例~

ライティング

WEBライティングを始めるときに気をつけたいのが
間違った日本語を使わないようにすることです。

どれだけいい記事が書けたとしても
使っている日本語の表現が間違っていては台無しですし
記事の質が下がってしまい、信用もガタ落ちです。

そこで、間違いやすい日本語の表現を、4事例にまとめてみました。
覚えておくようにしましょう!

ら抜き言葉

話し言葉では一般的に使ってしまっているのが、ら抜き言葉です。
ら抜き言葉とは、文法的に必要な「ら」が抜けている動詞のことをいいます。

ら抜き言葉の例

よく使われている「ら抜き言葉」には

  • 見れる  →正しくは、見られる
  • 来れる  →正しくは、来られる
  • 着れる  →正しくは、着られる
  • 食べれる →正しくは、食べられる
  • 起きれる →正しくは、起きられる
  • 決めれる →正しくは、決められる

などがあります。

ら抜き言葉の見分け方

文章を書いているときに
「ら」を入れるのか迷った場合には、次の見分け方を使って判断しましょう。

  1. 動詞を言いきりの形(終止形)に直す
  2. ~ない」をつけた形(未然形)にする
  3. 「~ない」の直前がイ段・エ段ならば「ら」を入れる

例として「見る」を当てはめてみます。

1.動詞を言いきりの形(終止形)に直す
 「見る」

2.「~ない」をつけた形(未然形)にする
 未然形にすると「見れない」

3.「~ない」の直前がイ段・エ段ならば「ら」を入れる
 「~ない」の直前は「れ」であるからエ段となる→「ら」を入れる

い抜き言葉

こちらも話し言葉では、一般的に使われている言葉です。
い抜き言葉とは、補助動詞である「いる」の「い」を抜いた言葉のこと言います。

い抜き言葉を使うと、文章がくだけた印象になります。

い抜き言葉の例

よく使われている「い抜き言葉」としては

  • ました    →正しくは、いました
  • してる    →正しくは、している
  • きてる    →正しくは、きている
  • きます    →正しくは、いきます
  • してます   →正しくは、しています
  • られなかった →正しくは、いられなかった

などがあります。

い抜き言葉が使われがちな場面

話し言葉では、い抜き言葉になってしまいがちです。

また、親しい人とのメールなどでも
 今、~してます
 ~見てる?
 ~書いてるよ

など、「い」を抜いた言葉を使うことが多いでしょう。

しかし、親しい人との会話やメールという場面ならば
い抜き言葉でも、特に違和感を抱いた人は少ないと思います。

カジュアルな場面ならば、い抜き言葉は許容されているため
TPOによって使い分けることが大切です。

れ足す言葉

ら抜き言葉を意識しすぎて
間違ってしまうのが「れ足す言葉」です。

書けれる、開けれるなど、余計な「れる」を入れた言葉
れ足す言葉と呼んでいます。

れ足す言葉の例

よく間違われている使い方の例としては

  • 書けれる→正しくは、書ける
  • 開けれる→正しくは、開ける
  • 話せれる→正しくは、話せる
  • 読めれる→正しくは、読める
  • 出せれる→正しくは、出せる

などが挙げられます。

れ足す言葉が使われがちな場面

開けれない、出せれない
というように否定の形にしたときに、間違われがちです。

また、「れる」には~できるという可能の意味があるので
文章に力強さをつけるために
~できる+「れる」を使ってしまうというケースもあります。

しかし、れ足す言葉は幼い印象を与えてしまうので
間違った使い方をしないように注意しましょう。

さ入れ言葉

れ足す言葉と同様に、
入れなくていいところで「さ」を入れてしまう言葉
さ入れ言葉」といいます。

さ入れ言葉の例

よく間違って使われる例として

  • 行かさせる→正しくは、行かせる
  • 言わさせていただく→正しくは、言わせていただく
  • 置かさせていただく→正しくは、置かせていただく
  • 歌わさせていただく→正しくは、歌わせていただく
  • 休まさせていただく→正しくは、休ませていただく

などがあります。

さ入れ言葉の見分け方

「さ」を入れるべきなのか迷ったときには
次の見分け方で判断しましょう。

  1. 動詞を言いきりの形(終止形)に直す
  2. ~ない」をつけた形(未然形)にする
  3. 「~ない」の直前がア段ならば「さ」は入れない

例として「休む」を当てはめてみます。

1.動詞を言いきりの形(終止形)に直す
 「休む」

2.「~ない」をつけた形(未然形)にする
 未然形にすると「休まない」

3.「~ない」の直前がア段ならば「さ」はいらない
 「~ない」の直前は「ま」であるからア段となる→「さ」は入れない

まとめ

ここまで、間違いやすい日本語をまとめてきましたが
使い方によっては、あえてくだけた親しみやすい文章になる場合もあります。

記事のユーザーによっては
くだけた文章のほうが読みやすいと感じるケースもあるのです。

基本的には、間違えた日本語を使わないよう気を付けながら
TPOに応じて、使い分けていくといいでしょう。

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