ライティングで記事を書くときに、間違った日本語で文章を使っていては
どれだけきちんリサーチをした素晴らしい内容でも
恰好がつかなくなってしまいます。
そこで今回は
間違った日本語を使わないためのポイントを3つ紹介します。
「ライティングを始めたばかりで文章に不安がある…」
「もしかして間違った日本語を使っているかも…」
という不安をお持ちなら、ぜひ参考にしてみてください!
話し言葉と書き言葉

日本語には、話し言葉と書き言葉があります。
意味は、言葉の通りで
話すときに使う言葉が話し言葉
文章を書くときに使う言葉が書き言葉
といわれています。
ライティングでは、基本的に話し言葉はNGとされています。
話し言葉と書き言葉の一覧
よく使われる言葉を一覧にまとめてみました。
話し言葉 | 書き言葉 |
です・ます | である |
だから | したがって |
すごい | とても・非常に |
ちょっと | 少し |
でも・だけど | だが・しかし |
~じゃない | ~ではない |
いっぱい | 多く |
比較してみると
話し言葉のほうが、くだけた文章で柔らかい印象に感じられます。
しかし、同時に幼稚な印象も与えてしまうため
話し言葉は、ビジネスシーンや基本的なライティングでは使わないようにしましょう。
話し言葉と書き言葉を使い分けよう
ただ、場合によっては
書き言葉だけだと文章が硬くなりすぎてしまうため
話し言葉も織り交ぜながら、書いたほうがいいケースもあります。
例えば、ユーザー層が若い場合は話し言葉のほうが
親しみやすい記事になるので、読者にとって読みやすい文章になるのです。
ユーザーの共感を得やすいように
話し言葉と書き言葉を使い分けることが重要となってきます。
言葉の違いを理解したうえで
サイトの趣旨やユーザーに合わせた言葉を使うようにしましょう。
句読点

句読点は、句点「。」と読点「、」の総称です。
広い意味では、疑問符「?」や感嘆符「!」も含む場合もあります。
句点は、文の終わりにつけるもので
読点は、文の切れ目につけるものです。
句読点は、文章の区切りになるので
間違えて使うと文章が読みにくくなってしまいます。
句点の使い方
句点は、基本的に文章の最後につけますが
間違いやすいルールがあります。
カギ括弧「」のなかに打たない
→「こんにちは。」ではなく「こんにちは」
上の例のように、句点がなくても
文の終わりだと分かる場合には、句点をつけなくてOKです。
ただ、カギ括弧の前にある文が主語で、それを受ける述語が後ろにない場合は
カギ括弧の直後に句点をつける必要があります。
例:✖長い沈黙の後の第一声は「こんにちは」
〇長い沈黙の後の第一声は「こんにちは」。
丸括弧()のなかに打たない
→(注意が必要です。)ではなく(注意が必要です)
上の例のように、句点がなくても
文の終わりだと分かる場合には、句点をつけなくてOKです。
ただ、丸括弧内の文が著者・引用・クレジットの場合は
丸括弧の直後に句点をつける必要があります。
感嘆符「!」や疑問符「?」の前後に打たない
→こんにちは!。やこんにちは。!は間違いです。
感嘆符や疑問符の前後には、打たないように気をつけましょう。
読点の使い方
読点は、意味の区切りに打つもので
息継ぎの役割にもなり、文章をリズミカルにしてくれます。
読点を打ったほうがいいケースは、次の通りです。
敬語

敬語は、相手や自分の立場によって、使い分けなくてはなりません。
敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類があります。
ここで間違えやすいのが、二重敬語です。
二重敬語
二重敬語とは
ひとつの単語について、敬語を二重に使ってしまうことをいいます。
二重敬語がNGとされているのは
本来、尊敬を表す敬語が二重になっていることで
失礼にあたると考えられているからです。
間違いやすい二重敬語は、次の通りです。
間違った敬語 | 正しい敬語 | |
言う | おっしゃられる | おっしゃる |
見る | ご覧になられる | ご覧になる |
来る | お越しになられる | お越しになる |
帰る | お帰りになられる | お帰りになる |
戻る | お戻りになられる | お戻りになる |
話す | お話になられる | お話になる |
見る | 拝見させていただく | 拝見する |
行く | 伺わせていただく | 伺う |
ほかにも
「ご希望になられています」ではなく「希望されています」
などがあります。
間違った敬語を使わないように、注意しましょう。
まとめ

間違った日本語を使ってしまうと
文章に説得力がなくなり、読みにくくなってしまいます。
上記の3つのポイントに気を付けて
文章を書くように習慣づけていきましょう。
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